My Aqua Life
Aquarium Photo
vol.3 レンズについて
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 この章ではレンズ選びについて簡単にふれておきます。

※レンズを換える。
 一眼レフカメラの最大の利点はレンズを交換できることです。撮したい被写体に応じて一番最適なレンズを選ぶことは成功の秘訣でもあります。では交換レンズにはどのようなものがあるのでしょうか。

※焦点距離
 焦点距離とは簡単に言えば、内部のレンズからフィルムまでの焦点が合う一番短い距離の事です。わかりやすく言えば交換レンズ本体の長さとも言えます。またズームレンズは数枚のレンズを重ねてつくられているので、そのレンズの距離を変化させることでズームになったりもします。
 交換レンズはこの焦点距離で大きく3種類に分けることができます。
・標準レンズ:焦点距離が50mm前後のもの
・広角レンズ:焦点距離が標準レンズよりも短いもの。
・望遠レンズ:焦点距離が標準レンズよりも長いもの。
(・ズームレンズ:焦点距離が変化するもの)

 これらの焦点距離の違いは、撮影結果に大きく影響してきます。広角レンズは被写体をフィルムに小さく撮すかわりに、広い範囲を捕らえることができます。また被写界深度も深く、被写体に近づくことができます。しかし、広角レンズでは遠近感が誇張され、画面の端の方が歪んでしまいます。逆に、望遠レンズは遠くのもを大きく撮す代わりに、狭い範囲しか捕らえることができず、被写界深度もやや浅めになります。また、遠近感がなくなるため画面の端まで歪みのないものになります。広告などの商品やモデルの撮影に焦点距離の長い交換レンズが使われる理由はここにあります。
 さて、話をアクアリウムの撮影に戻すと、水槽という限られた範囲を撮影するため、広角レンズはいまいち使い勝手が悪そうです。ですから、標準〜望遠レンズの範囲が最適になってくると思います。大きいものを撮影するのでなければ、焦点距離の長いものが綺麗に撮影するのに向いていることがわかります。

※クローズアップレンズ
 アクアリウムの撮影(生体の撮影)を行う場合、どうしても小さな被写体となってしまう事が多くなります。そこで標準レンズでは少し小さく写ってしまうので、大きく撮したいと思うようになります。そこで簡単に接写を可能にするのがクローズアップレンズです。フィルターのように交換レンズの前面に付けて使用し、虫眼鏡と同じ要領で簡単な接写を可能にします。価格も安価で、使い方も気にすることなく撮影が可能です。私もマイクロレンズを購入するまではクローズアップレンズで撮影していました。よくクローズアップレンズは画質が低下すると言われますが、メーカーのものはさすがに画質の低下を防ぐような努力がなされているようです。
 クローズアップレンズを使用することでいままで通りの撮影方法と機材で接写が可能にはなりますが、被写界深度は浅くなり、露出も少し暗くなってしまうようです。
 ですが、先ほども書いたとおり、簡単に利用できるのでとても重宝します。クローズアップレンズには倍率によって数種類用意されおり、目的に応じて使い分けることができます。また、クローズアップレンズを重ねて使用するという荒技も可能です。是非とも接写の第一歩としての使用をお勧めします。

※マクロレンズ
 アクアリウムの撮影(生体)では被写体が小さいものが対象となってきます。するとピント合わせも非常に難しいものになってきます。そこで便利なのがマクロレンズとよばれる交換レンズです。名前だけ聞くと接写専用の交換レンズのように聞こえますが、実は普通の交換レンズとして使用でき、様々な焦点距離で用意されています。では何が良いのかというと、接写におけるピントの深さがあることと、接写しても画質の低下が見られないという点です。
 クローズアップレンズでの撮影でピントがいまいち合わない、どうしても画質や被写界深度が気になる方はマクロレンズを使用することをお勧めします。ただし、ズームレンズについているマクロ機能は、被写体に近づいて撮影できというものであり、マクロレンズのような接写時の深いピントはありません。動くものを撮す場合は非常にピント合わせが難しくなってきます。
 私も、このマクロレンズを購入してからはピント合わせの失敗写真が少なくなりました。

※リバースアダプター
 次はレンズの使い方です。被写体が小さいことを前提に話を進めていますのでリバースアダプターについても紹介したいと思います。
 リバースアダプターとはレンズを前後逆さまに取り付けることでかなりの接写撮影が可能になります。ただし、カメラのほとんどの機能がマニュアルでしか使用できなくなるので少し面倒ではあります。試しにお持ちの標準レンズを外して前後逆さまにしてファインダーを覗いてみて下さい。たぶんボケボケのでしょうが、そのまま何かに近づいてみてください。どこかでピントが合い、驚くべき拡大撮影が可能であることを確認できるはずです。
 ただリバースアダプターには大きなデメリットが存在するのも事実です。それはなんとピント合わせがレンズで行えないということです。レンズの仕組みをわかっていれば想像はつくでしょう。ではどのように合わせるかというと、カメラ本体を被写体に対して前後に動かすことで合わせます。さらにレンズにもよりますが、非常に暗くなってしまいます。あらかじめ絞りは開放しシャッタースピードも遅くなることを覚悟してください。

 アクアリウムの撮影においては、稚魚の撮影やクリプトコリネのケトル内部の撮影などに良さそうです。もしくは今にも気泡を放ちそうな水草のドアップなどは非常に美しいイメージでの撮影ができると思います。

 まだまだ他にもたくさんのレンズや応用方法などがあると思いますが、私が普段使っているものを紹介しました。実際の撮影での参考にでもなれば幸いです。

 次回は“さぁ撮るぞ!の前に”です。

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